PDFで入稿する際、もっとも注意すべき点のひとつはフォントに関することです。
特にWordなどのオフィス系ソフトで作成しようとする場合、フォント(書式)は個々のパソコン環境に依存しています。
その為、同じフォントがインストールされていない他のマシンで作成した書類を開くと、なんのアラート(注意勧告)もなく開いたパソコンの環境の書体に置換されてしまいその結果、文字バケやリフロー(文字の送りがズレて変わってしまったり、文字ボックスから“あふれて”文末までちゃんと表示されない)などが起こってしまいます。
また特殊な字体(旧漢字や数学記号など)は違う文字や記号に置き換わってしまいます。
そういった文字には、それぞれ個別のコード表(例:安=Unicode:5B89、Shift JIS:88COなど)にて管理されており、その種類にはISO基準や日本語のJISなどさまざまがあり、それらコード表が一致していないからです。
コード表に文字情報そのものがない場合はスペース(空白)に置き換わってしまいます。
PDFのフォントの埋め込み
Acrobatでファイル→プロパティを選択すると「文書のプロパティ」を確認することができます。
PDFの形式などの概要や文書のセキュリティに関することと共に、文書で使用しているフォントの一覧も見ることができます。
フォント名の横に(埋め込みサブセット)とあれば、それがエンベット(埋め込み)されているということです。
フォントが埋め込まれていれば、他の環境のパソコンで開いてもPDFは文字が正しく表示されます。
PDFの形式などの概要や文書のセキュリティに関することと共に、文書で使用しているフォントの一覧も見ることができます。
フォント名の横に(埋め込みサブセット)とあれば、それがエンベット(埋め込み)されているということです。
フォントが埋め込まれていれば、他の環境のパソコンで開いてもPDFは文字が正しく表示されます。