校正記号

通常、印刷物はいきなり本番の印刷に入らず、何度か校正刷りという試し刷りを行います。
そうして刷り上がりと原稿を照らし合わせ、誤りがないかどうか確認します。

そこで修正がはいる場合、修正指示が行われます。
そういった修正指示を「赤字」といい、赤いペンで書き込まれるのが通常です。
赤字を見た第三者が指示内容を正しく理解する為に、書き方にもルールがあったり省略した記号があります。

いくつか例をあげてみましょう。
校正記号トルツメ
一文字余分な文字がありました。
余分な文字を取りましょう。
校正記号トルママ
一文字余分な文字がありました。
余分な文字を取り、空けたままにしましょう。
校正記号トルツメ(行)
複数の文字を取って、その分をズラしましょう。
校正記号文字修正
文字が間違っているようです。
指定の文字に修正しましょう。
校正記号文字詰め
文字が二文字分空いているようです。
その部分を詰めましょう。
校正記号文字下げ
文字二文字分、後ろにズラしましょう。
校正記号改行
指定の文字の後ろで改行しましょう。
校正記号文字挿入
必要な文字が抜けてしまっていたみたいです。
指定の文字を挿入しましょう。
勿論、他にもまだまだ赤字の入れ方のルールがあります。
簡単な文字に関する校正記号をいくつかご紹介しました。
また写真などに対しての赤字の入れ方もあります。
・・・が、今回はこの辺で。