現場では新しいアプリケーション、新しい機械・環境とともに常に知識が求められます。
お恥ずかしい話し、取り立て新しい事でなくとも初めて知ることも時々あります。
先日もイラストレーターに埋め込まれたtif画像がスウォッチなどで特色の着色で作られている場合があり、印刷のためにスウォッチを4色分解すると色が消えてしまう現象がありました。
これは埋め込まれた画像が統合されていないとイラストレーター上で特色以外の色が付けられないという現象でした。
これでは印刷できません(汗!!)
スウォッチの色指定がたとえCMYKで作られていてもそれは特色扱いとしてデータ上、5色目に認識されてしまいます。
(例:M=100+Y=100のいわゆるキンアカとして作ってあっても、それは「M=100+Y=100」というひとつの色になってしまいます)
RIPには書き出されたPDFを使用しますので、イラストレーターの版下をインデザインに貼り込み、インデザイン上で読み込まれたスウォッチを4色に分解してCMYK4色のPDFを書き出しました。
私達の仕事内容はあまりひろく理解されていません。
また同業者とはいえ、その知識・経験は一目で判断しずらくもあります。
こうしたトラブルなどを回避し経験値として蓄積し、後々の仕事でも予めトラブルを想定して回避するデータの生成を心がける。
それが品質とスピードアップに繋がります。
このように、後にどう生かせるかが大事だと個人的に思っています。