ゆでガエル

ゆでガエル
ゆでガエルのお話を知っていますか?
ビジネスのうえで、環境変化に敏感に対応していないと、感覚が麻痺してしまい気が付いた時には手遅れの状態になってしまうことへの警鐘として「ゆでガエル」という話を耳にします。
2つの器を用意して、一方には熱湯を入れ、もう一方の器には冷水をいれてロウソクの炎のようなものでトロトロと温度を上げていきます。その器の中にカエルを入れてやると、熱湯の器からは飛び出してくるが冷水から徐々に温度を上げていくとカエルは温度の変化に気づかずに茹で上がってしまうという話から、ゆっくりと進行する環境変化や危機に対処することの大切さ、難しさを戒めるたとえ話として話されます。

この話を引き合いにだして、千代田区内は御茶ノ水で行われた研修会である人が「皆様の周りにはゆでガエルになっている人はいませんか?」と話し出したとき、私の隣のご婦人が「ゆでガエルって何?」と私に聞いてきました。なるほどご婦人にとってはこのたとえ話は初耳だったのかと思って、こちらに記しておきます。
私も本当にカエルが茹で上がるかどうか実験はしたことはないですが、気を付けておきたいことだと思いました。

ゆでガエル理論、ゆでガエルの法則、ゆでがえる現象、50代男性を「茹で蛙世代」などとの言われ方をします。なんともなさけない呼び名なのかと、まさに私の世代のことを指している。急激な環境の変化には危機意識を持って対処に臨むことが出来るが、ゆるやかな変化による危機は感覚が麻痺してしまうことへの危機意識は持っていたいものです。変化のスピードがケタ違い進んでいる現代、このゆでカエルを笑うことはできないのです。

千代田区駿河台 印刷につよい:ヨウコウシャ 社長ブログ