特色イメージ
梅雨時に紫の雨・・・
梅雨時に紫の雨・・・
PANTONE「Love Symbol #2」
4色(CMYK)プロセスのフルカラーで印刷するケース以外に1色や2色など少ない版で印刷することもあります。そのような時は特色印刷を行います。
“特色” というあらかじめ調合(調色)されたインクを使用して印刷をします。
また特色はプロセスカラーで再現できない色(蛍光色なども)を表現するためにプロセス4色+特色と言った多色刷りに使用されることもあります。
特色は主要インクメーカーである「DIC(旧大日本インキ化学工業)」、東洋インキSCホ ールディングス、PANTONEなどで取り扱われており各インキ(カラー)にNo.が振られています。
例)DIC 586s pantone432c
特色印刷の用途として商品パッケージやポスターで派手な色合いや豪華な雰囲気を表現するためや費用の兼ね合いから少ない色数で印刷する、紙ではなくフィルムなどの透明な媒体に白で印刷するなど用途はいろいろあります。
2016年4月21日に57歳という若さでミュ ージシャンのプリンスが亡くなりました。彼の功績を称え、米PANTONE社が死後、プリンス・エステート(遺産管理団体)と提携し 、プリンスにちなんだ「Love Symbol #2」という特色を発表しました。色はもちろん彼の象徴でもある“紫”です。
前述のように特色にはNo.が割り当てられますがこの色は例外的に「Love Symbol」という文字が添えられています。