本の作り方-面付け

本の作り方-面付け

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16ページの印刷物の面付け(ページ配置)

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「まわし折り」折って折って冊子の形に・・・

パンフレットや漫画、小説などの本はどうやって印刷されているかご存知ですか?

プリンターで出力するように1ページずつ印刷して、それをまとめて本にしてると思っている方もいるのではないでしょうか。

もちろんそのやり方でも本は作れますが、オフセット印刷ではものすごい手間と時間とお金がかかってしまうのです。


じゃあどうやって作っているのか?

実は大きな1枚の紙に数ページ分並べて印刷して、それを決まった折り方で折っていらない部分を断裁し本の形にしているのです!

そして折った時にきちんとページ順になるよう並べることを「面付け」と言います。

この面付け作業を間違えてしまうと完成した本のページがバラバラになったり、上下が違ってしまうので大変重要な工程です。


例えばA4の冊子を作るときは片面8ページ、表裏合わせて16ページを菊判の紙に面付けして印刷・製本することが多く、紙1枚で16ページの冊子が出来上がることになります。ページを増やしたいときはこの冊子状に折ったものを重ねていきます。

作りたい本のページ数や紙の厚みによって16ページ折の他に4ページ・8ページ折があるので、本を作るときは4・8・16ページの倍数で作ると無駄がなくていいですね!


またA4のチラシが4,000枚作りたい!という場合にもA4×4,000枚印刷するのではなく、一枚の紙に8面同じものを面付けするので500枚印刷すると8×500で4,000枚印刷されることになります。


このように面付け作業を行うことによって、1ページずつ刷るより断然効率的に本を作ることができるんです。