ラミネート加工とPP加工の違い

印刷物をグレードアップさせる加工に「ラミネート加工」と「PP加工」という表面加工があります。その違いについて解説します。

ラミネート加工

ラミネートとは英語で貼り合わせると言う意味で、用紙をラミネートフィルムで挟み込み熱圧着した加工です。フチ(ミミ)が付いていて固めなのが特徴で、「パウチ」とも呼ばれ、飲食のメニュー表等でよく使われています。

挟み込んで圧着するため耐久性、防水性に優れています。

PP加工

PP加工とは「ポリプロピレン加工」の略称で、本の表紙などによく使われている表面をフィルムコーティングする加工です。ツルツルとした光沢の「グロスPP」、しっとりとしたツヤ消しの「マットPP」があり、挟み込まずに加工するので片面のみ加工も可能です。

加工方法は熱を使わずにローラーで加圧圧着する「コールドラミネート」と熱で圧着する「ホットラミネート」があります。