ほぼ文字だけのドキュメントにもかかわらずやたらと重いInDesignファイルが入稿されることがあります。
その原因は「保存」を繰り返しているからです。
一瞬「?」となりますが、以下はAdobeのサイトからの引用です。
"「別名で保存」コマンドを使用すると、不要なデータをドキュメントから削除できます。
「保存」コマンドを使用した場合は、新しい情報がドキュメントに追加されますが、削除されたグラフィックの情報など、不要になったデータは削除されません。
一方、「別名で保存」コマンドを使用すると、ドキュメントが完全に書き直され、ドキュメントに現在含まれるオブジェクトやページに関する情報だけが保存されます。
必要なデータのみを含むドキュメントは、大きなディスクスペースを使用しないので、再描画や印刷が速くなります。"
通常の「保存」のコマンドの場合は、InDesignドキュメントを高速に保存するために、新しい情報をドキュメントに追加して保存していて、不要なデータが整理されないということのようです。
つまり、「保存」のコマンドの場合は、過去の情報がどんどん溜まっていくのに対して、「別名で保存」のコマンドは、過去の情報をリセットして必要なものだけがその都度保存されるわけです。適宜「別名で保存」した方がよさそうですね。