ロケハンと現場の集合写真
仕事で撮影の依頼を受けることがあります。屋外の撮影の場合や、下打合せが必要な場合には、ロケハンを行います。いわゆる下見です。ロケハンとはロケーションハンティングの略で、業界用語です。地形や日照・太陽の向きや角度を事前に下調べするためにカメラマン同行で現地に向かいます。ロケ地を探すことはないですが、当日のシミュレーションをしておかないと、折角撮影するメンバー(モデルとは限りませんが)を揃えても、要件が整わなかったり、アングルに収まらないということがないように準備します。
当日の写真の下打合せをしておかないと、現場の立ち位置から、並ぶ台が必要なのか?カメラの位置決めなどを事前に打ち合わせしておかないと、当日は大勢の人を待たせることになります。以前にお伺いした現場の写真が出てきたので掲載しておきます。雰囲気が伝わるかと思い掲載させていただきます。一口に集合写真を撮影と言っても何人で何列に並ぶのか?背景はどこまで入れたいのか?太陽の向きはどっち?カメラマンはどの位置から撮影するのか?カメラの位置はどこまで引けるのか?寄れるのか?など諸条件を考えておかなくてはスムーズな現場運営ができません。撮影する腕というのはこういう条件や配慮にもよるんです。この日も撮影する建物が西向きのために午後の太陽が西に傾くまでしばし待ってからの撮影となりました。本来なら集合時間よりも、さらに西に日が落ちる時間がよかったのですが、現場の休憩時間に合わせての撮影だったのでしばらく日が傾くのを待ってからの撮影となりました。
このようなスチールカメラの撮影も、経験していると楽しくなります。はじめのころはドキドキして現場に行ったものですが、カメラマンの考えていることが理解できるようになってくると奥が深いことがわかります。特に太陽の位置には敏感です。曇りの日ならあまり関係はないのですが、晴れの日には影が出来ますので、どの位置に太陽がいるのかで影が出来る場所が決まります。メインの被写体に影が落ちてしまうことは致命的な欠陥につながります。
カメラ写真撮影も得意な印刷会社 九段下のyokosha:社長ブログ
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