封筒の印刷でも、紙とのマッチングや色味等を確認するため色校正をとることがあります。オペレーターとしては、エラーのないデータを作成してリップ(イクオス)のホットフォルダーに投げる。すると演算が始まりtiffが書き出されるので、そのtiffをセッターに投げCTP用の板を出力する。その板をまとめて校正屋さんへ。という流れです。
ある日、色校正を出そうと支給されたデータを展開用に組み直し、シロトリの調整をしてPDFを作成し、ホットフォルダーに投げました。いつもなら3分もあれば演算は終わるのですが今回はなかなか終わりません。演算自体はコンピュータまかせなので他の仕事をしながら待つことにします。30分たちました。まだ終わりません。おかしい。1時間。まだ計算中です。焦ってきます。エラーかな? しかしエラーの表示もなくフリーズしているわけでもないようです。ここでキャンセルしてしまうとエラーじゃない場合は今まで計算した時間が無駄になります。悩むところですがもう少し待ってみます。90分。まだ終わりません。2時間。微動だにしません。さすがにおかしいので出力に詳しい先輩に相談します。先輩とあれこれデータを検証しているうちに、何事もなかったように演算が終わりました。エラーではなくずっと計算中だったようです。口数の少ないイクオス君です。今回は時間に余裕があったので他の仕事をしながら待ちましたが、さすがに2時間半は気が長すぎました。演算に2時間半かかる旨を営業さんに伝え、次回はそれをふまえてスケジュールを組んでもらうようお願いし事なきをえました。そして数日後、再校の依頼がきました。まさかあんなことになろうとは。続く…(かも)