以前「モーションシルエット」グラフィック社 http://graphicsha.co.jp/detail.html?p=32240 という絵本を買いました。繊細なモノクロのイラストに挟まれた切り絵に光をあて、落ちる影を楽しむ絵本です。
もともとはアーティストの梶原恵さんと、製本家の新島龍彦さんがひとつひとつ手作業で製本し、受注販売していたものを、普及版としてグラフィック社さんが量産できるようにしたものです。本屋さんで買えるので私も手に入れることができました。
左側から光をあてると右ページに、右側から光をあてると左ページに影が落ち、物語も変わります。光の位置や動きで影も無限に変化します。とてもイマジネーションあふれる美しい絵本です。
おっさんがひとり、部屋を暗くしてスマホのライト片手に影を見つめる姿はかなり不気味かもしれません。でもいいんです。誰も見てないし。頭の中(だけ)は自由ですから。