先日キリンの執行役員に就任されたマーケティング部長の山形氏が、ビールのマーケティングで注視するところは、消費者とビールが出会う様々な「接点」というお話をされていました。
特にビールは差別化が難しい商品です。
その中で競争する上で重要になるのが、きめ細かなマーケティングだと思います。
今のマーケティングでは、山形部長が仰るように通り一遍のマーケティングはNGとされています。商品が消費者と出会う「接点」によって、違うアプローチが必要です。
例えば電車の中吊り広告で商品を知るときには、そのシチュエーションで効果的でなければなりません。
ビールだとしたら満員の通勤電車で見ることが想定されるので、「喉の潤い」だったり、「疲れが吹っ飛ぶ」印象がほしいですね。
それが店頭になれば、陳列棚に他の商品と並んでいる訳ですから、以下に手にとってもらえるように「目立つPOP」だったり、他と違うデザインだったり、至近距離でのアピールが必要になります。
また最近のマーケティングではインターネットも欠かせません。検索してもらえるSEOもさることながら、SNSなどで拡散してもらうための仕掛けが最も重要とも言われています。