12月26日 出版物の売れ筋

今年最後の投稿になりました。
読んでいただいた方、本当にありがとうございます。

ベストセラー

年間ベストセラー

トーハン調べの書籍売り上げランキングに毎年注目しています。
印刷物の需要は減少していても特定の印刷物が売れていく訳や、どんな点が読者の関心を引いているのかを調べて営業に生かすためです。

12月の頭にトーハン調べの年間ベストセラーが発表されました。
はじめにいっておきます。電子書籍や通販流通は別カウントになります。
本の売れ筋を見ながら今年を振り返ってみましょう。

出版業界では集計のカウントが11月末からスタートします。
週刊誌などがもう1号になってるのはそのためです。

今年はダイエット本が苦戦?

総合10位までで、私の読んだものだけを見てみると、1位「90歳、何がめでたい」佐藤愛子、3位「蜂蜜と遠雷」 恩田陸この2作品だけです。

今年は佐藤愛子さんの「90歳、何がめでたい」が1位になりました。半年ごとに集計がある為、上半期も売れ筋の中に入っていましたが、後半も売れ行きが落ちませんでした。
一言で言うと「すっきりするバッサリ」ぜひ読んでみてください。

3位が「蜂蜜と遠雷」恩田陸さんです。
直木賞と本屋大賞のダブル受賞で話題になっていましたね。
作家としての魅力も群を抜くものがありました。

毎年上位に食い込んでくるダイエット本は最高が10位と今年は苦戦しています。

ミリオンセラーとは?

最近ほとんど聞かなくなった「ミリオンセラー」という言葉ですが。
実際にはもっといますが日本の読書可能人口が1億人として9桁あります。100万は7桁ですので日本人の100人に1人が買っていればミリオンセラーということになります。
かなり古い番組ですが「クイズ100人に聞きました」のアンケートをやると1人はそれ持っている計算になります。

普段から本を読んでいる人はこのうちの2割しかいないといわれていますから、残りの80万人にどうやって本を買ってもらうかを考えることが大切です
株式会社陽幸社 スタッフブログ(ビジネスブログ)