11月21日 サイゼリヤのアジア戦略

最低気温が1桁になってくるとエアコンだけではなかなか部屋が暖まりませんね。
そろそろガスや石油ストーブなどの出番になってきました。


アジアの市場は拡大傾向

少子高齢化と共に日本の市場が頭打ちになりつつあり、飲食店の海外進出が続いています。
もっとも人口の増加が見込まれるアジア圏は常に注目されていますね。

海外出店の成功例

現地調査の前段階として日本の店舗に訪れた訪日外国人の好みを調査したり、味に対する対応力も必要です。
日本の店舗の味にこだわりすぎて失敗する日本の企業があるのも納得できます。
現地の食材を活用した味の再現などに苦労する飲食店も多い中で株式会社サイゼリヤの成功は見習いたいところです。

出店国の絞込み

サイゼリヤは出店する国の現地調査を徹底しています。
基本は高級なイタリア料理店があってイタリア料理の認知度が高い国をターゲットにしています。
パスタやピザが人気の料理として定着したところで、同じ料理を半値近くで販売できる店舗をオープンしています。
「あの高級なイタリア料理がこの値段で!」となるわけです。
昼食や夕食時以外でもたくさんのお客で賑わっています。


現地での価格競争力はこのような戦略から出来上がっているようです。
人手不足もあってか給与水準がとても高いのも注目点です。


寿司などの日本料理も現地に合わせた進化を遂げているので海外で見つけた日本料理店が必ずしも日本人好みではありません。
海外に現地進出している店に日本と同じ料理目当てで行くと失敗するのはこれが原因かもしれません。


友人が香港のサイゼリヤに行ってきたので感想を聞いてみました。
日本と同じメニューでも味付けが変わっていたり食材が変更されていたりで驚いたと言っていました。
日本人なら日本国内の店舗に行くのがお薦めのようです。

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