9月5日 回転すし

9月に入り少しづつ暑さも落ち着いてきたようです。
そろそろ暖かい食べ物が恋しくなりますね。


先日お話した通り外食産業はここ数年低迷を続けていますが、
そんな中でも業績を伸ばしている業態が回転寿司です。


儲かる仕組みとして以下の2点が特徴的です。
①元が高級な物を安く販売している。
②注文のしやすさ。


昔寿司といえば高級料理として知られていました。
上司に連れて行ってもらった寿司屋で時価という値段表示にびっくりしたものです。
五千円払っていたものが千円以内で食べられるならお得感はあります。

さて皆さん回転寿司でいくらまでなら支払えますか?
千円まででしょうか?千五百円?
ついつい食べ過ぎて、会計時に最初に頭に浮かんでいた金額よりも多く支払っていませんか?


どんな商品もそうですがこの商品がいくらという情報をいつでも手に入れられます。
イメージが高級な商品を販売することが有利に働くようです。


もう1点注文のしやすさをファミリーレストランと比べて見ましょう。

まずあなたがファミリーレストランを訪れたとして、入店して席に着き迷いながらメニューの種類を決めたらあとはひたすら届くのを待つだけになっています。
店員の呼び出しボタンを押してまで追加の注文をすることをためらったことはありませんか?

売り上げを延ばしている回転寿司のお店では座席に備え付けのモニターがあり、常に注文の機会を伺っています。
注文していないときは、お薦め商品の広告や、次回のキャンペーン告知など隙がありません。

もともとの価格設定が低く抑えられているため追加の注文をすることに安心感があります。
来店したほとんどの人が、+2皿のオーダーをしたらと考えると、このあたりに儲かる仕組みがありそうです。

皆さんも思い当たる事はありませんか?

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