6月27日 薄紙印刷


関東地方が梅雨入りしてしばらく経ちます。
今週も週間天気予報では雨と曇りマークばかりです。
印刷物は雨に弱いので取り扱いに注意をしています。


日本の薄紙印刷技術は世界でも認められています。
薄紙印刷は普通の用紙に比べ湿度管理やしわの防止などに特別な技術が必要です。

六法全書や国語辞典などの辞典類は情報量が多いためページ数が嵩む物がほとんどです。
ページ数に比べて本の厚さが比較的薄いのもこの技術のおかげです。
紙が薄くなれば重さや体積を圧縮できます、1冊ではわずかな差ですが何千、何万冊ともなれば輸送コストにも大きく影響してきます。


薄紙印刷の技術進歩と一緒に日本の製紙技術も発展していきました。
薄い紙にもかかわらず裏透けが少なく読みやすい本になっているのも特徴的です。


最近はネットで調べ物を済ませている方も多いと思います。ネットの情報は必ずしも正確とはいえません。
辞書の良さを再認識してみてはいかがでしょうか?


弊社でも薄紙印刷を承っています。薄紙の場合印刷できる印刷機が限られているため比較的高価になります。
また価格格差(平均的な用紙より単価が上がる)が発生して用紙の値段も上がってしまいます。
紙の薄さによっては通常の印刷よりコストと時間がかかります。発注の際お尋ねください。



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