会社で話題としてあがってきたのが、「非認知能力」という言葉です。
非認知能力とは、数字で表されるような能力ではなく、忍耐力やコミュニケーション能力、
自尊心などのことを言うそうです。
学歴や仕事など将来の成功の鍵となるものと言われています。
学生時代に「成績が良い」「頭が良い」と言われていても実社会では成功するとは限らない。
基礎学力は必要ですが、実際は学業とは別の力や能力を問われることが多いからです。
いくら計算ができても挨拶ができない人が、社会的でできる人とは言えません。勉強ができて
も約束を守れない人は成功するはずもありません。
多くの企業が採用にあたって重視するのは、「性格と人柄」と回答したとのことです。もちろん
基礎学力があってのことですが、ただスキルがある、頭が良いだけでは採用はされません。
仕事をするにあたってスキルというものは必要ですが、それを生かす意欲や持続力がなけれ
ば役に立たないということです。
「締め切りを意識して計画的に作業を終えたり、積極的に発言したり、上司や同僚との良好な
関係を築いたりするといった非認知能力が求められます。
人生やビジネスにおいて、成功の鍵となるのは「やりきる力」ではないでしょうか。これも
非認知能力の一つです。最初から成功することはありませんから、失敗しながら諦めずに
遠いゴールに向かって努力することが必要になります。他にも非認知能力には、意欲、
忍耐力、自制心、リーダーシップ、社会性、創造性、好奇心、思いやりなどさまざまなものが
あります。
結局のところ、成功の鍵は「人間性」にあるのではないでしょうか。
この非認知能力は、後天的に鍛えられる要素が十分にあります。
自分の「心情・意欲・態度」と向き合い、非認知能力を高めていきましょう。
という話です。