初めてOutline PDFの存在を知ったのは今から10年以上前、フィルム出力全盛期の頃です。
まだまだPS出力が一般的でしたが、ぼちぼちPDF入稿も増えてきたなといった感じの時代でした。
当時、当社でのフィルム出力のRIPはfujifilmのCelebraを使用していました。
普段通り、ドロップフォルダにPDFを投入し普通なら演算、フィルム出力を待つのみ、なのですが…。
演算が進みません。50%あたりまではいくのですがそこから全く動かなくなり、インタプリタエラーで終わってしまいました。
AcrobatからPS出力も試してみましたが、結果は変わらずその日は時間切れ。
翌日メーカーのサービスに連絡し、PDFのプロパティを開き、そこで初めて「OutlinePDF」というものを知ることになりました。
なぜ、RIPで演算できなかったのか?それは、fujifilmの「Celebra」では大日本スクリーンのtrue flowで作成された「OutlinePDF」を解釈(インタプリタ)できなかったためでした。