当たり前の話ですが封筒にはいろいろな企業(組織、団体)のものがあります。
ほとんどの封筒に社名、住所、電話FAX番号が明記されています。
ですから、移転した際には住所を変更する修正が入ったり
電話番号が変われば違う数字に打ち直す修正作業をします。
今回もそのような修正作業をしていて
“千代田区と猿楽町の間に「神田」を入れる”
という修正指示の入った原稿が何点かあったので印象に残っていました。
その後、旧町名が復活したとのニュースが目に留まりました。
千代田区は戦後まもないころに旧神田区の町名は神田〇〇町と神田が冠されることになったらしいのですが、住所がまぎらわしいため昭和40年代の住居表示法によって
旧神田区内のいくつかの町名から「神田」が外され神田猿楽町も猿楽町になったとのこと。
町名から神田が外されても地域住民の人たちには「神田」を残したいという気持ちが長年あり今回、紆余曲折がありつつも約60年ぶりに
神田猿楽町及び神田三崎町が復活したらしいです。
今回の封筒の住所変更もそうですが町名を変更するというのは官民ともにとてもコストのかかることでしょうし、自分のような地方の新興地域出身者にとってはピンとこない話ですが…それは野暮ってもんですね。
自分も地元や住んでいる町をいま以上に愛したいものです。