12月5日 注目してもらうには

文京区奇抜な封筒

先日、ある企業様の封筒に「重要書類」や「必ず内容をお読みください」等
の文言があるにもかかわらず中身を空けてもらえない、
返信してもらいたい書類が半分近くも帰ってこない。
これをどうやって、中身を見てもらえるのか?返信してもらえるようにするのか?
というお題のある仕事に携わりました。
自分たちなりに郵便物のひとつとして埋没しがちな封筒を目立たせるために
できうるかぎりの工夫をしたつもりです。

それから一週間後くらいにちょうどこのようなニュースを目にしました。
“文京区から届いた封筒が奇抜すぎるデザインで話題に”
文京区税務課が「緊急のお願い」と銘打った封筒がイエロー、ピンク、グリーンといった
とてもお役所から届いたとは思えないようなカラフルな封筒を発送していると。

記事を読んでみますとやはり白や茶色の一般的な封筒だと気づいてもらいにくいために
行なった工夫とのことですね。
最初は赤い封筒を作成したら赤紙のようだと言われたから変更してオレンジなどの
派手な色味の封筒デザインにしたり黒地に銀の色で印字をしたら葬儀のようだと
いう意見をいただいたり思考錯誤を繰り返しながらといろいろ工夫をしたようです。
いまどき赤紙…とも思いますが年配の方は思うところもあるでしょうし
いろいろな人が受け取る封筒はいろいろな捉え方をされます。
かといってオーソドックスな封筒だと関心を持たれない…。

自分たちも上に書いた仕事の中でいろいろ工夫を考えましたが
今回の文京区の工夫は逆にお役所だから効果を発揮しているのかなと。
大きな企業ですとやはり自社イメージを大事にしたいですから
あまり突飛なものには手が出しにくいところもあると思いますし。

ともあれ官民問わず、封筒を目立たせる、手に取ってもらう、開けて読んでもらうと言うのは
現代のポスティングにとって大きな課題のようです。
株式会社陽幸社 スタッフブログ(ビジネスブログ)