5月11日 トンボ(トリムマーク)って何に使う?

トンボってどんな意味がある?
製版・印刷用語に「トンボ」とあります。これはいったい何でしょう?
またAdobe Illustratorなどのグラフィック描画ソフトの機能に「トリムマーク」というものがあります。
印刷用語においてこれらは同じものを指します。

何故トンボ(トリムマーク)が必要なのでしょうか?
トンボを付ける理由には主に2つの大きな意味があります。
今、このブログを見ているパソコンやスマホの画面は光の三原色(加法混合)RGB(レッド、グリーン、ブルー)で色が表現されています。
RGBがそれぞれ100%となると真っ白になります。

逆に印刷物の
基本的な組み合わせが色の三原色(減法混合)CMY(シアン、マゼンタ、イエロー)の3色にて表現されています。
それら各々の色の0〜100%までの細かい大小の点の組み合わせを刷り重ねていくことにより、フルカラーの印刷物は出来上がっています。
CMYのインキがすべて100%に近づくにつれて黒に近いグレーとなります。
(皆さんも子供の頃に絵の具の色を混ぜ合わせていくうちに、どんどんグレーになっていってしまった経験があるかと思います。)
この3色にブラック(黒)を足したものが基本4色のCMYKになります。


トンボで見当合わせ

ですので多色印刷をする為にそれぞれの色に元版が作られ、紙への転写位置を合わせて刷り重ねていきます。

その際の見当合わせの目印にトンボ(センタートンボ)があります。
トンボで断裁

また、四隅にあるL字形のトンボ(角トンボ)は印刷されたものを断裁する際の目印になります。

例えばA4のサイズにA4ピッタリの絵柄を印刷しても若干のズレが生じる事があります。
そうすると紙の白地がでて見栄えが悪くなってしまいます。
そうならないように通常は、あえて切れる部分まで絵柄をあらかじめ伸ばしておきます。
そうする事でトンボを含めた大きさより大きな紙に印刷し、最後にA4サイズに断裁する事で奇麗な仕上がりにしています。
角トンボの内側の線が断裁時の仕上がり線となり、外側の線が切れても良い部分の目印となります。

また必ずしも一枚一枚、印刷するとは限らず同じ絵柄を並べていっぺんに刷る際、それぞれを断裁する時にもトンボを目印にしています。
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